一年のあゆみ_2024年度
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皆様、国立医薬品食品衛生研究所の皆様、頑張って付いて来て また、GTには、日本語学科があります。 最近は、漫画やアニメの影響で、日本語は人気な科目の一つとなっています。 たまたま、GTのJapan dayに日本語学科を訪れたところ、Satomi Suzuki先生と知り合いました。 Suzuki先生は、GT学生の日本への留学を支援しており、感銘を受けました。 Suzuki先生にご紹介いただいた日本好きの学生とカフェで話をしたり、一緒に食事をとったりする等、ラボ以外の学生と交流を持てたことは米国と日本の教育システムや働き方の違いを考えるきっかけになりました。ラボでは、毎週金曜日にグループミーティングがありました。 ミーティングでは、当番制で、スナックなどの軽食と飲み物を準備することになっています。 私は、日本食(たこ焼きやいなり寿司など)を持って行きましたが、好評でした。 ラボを旅立つ人がいる場合には、一緒にケーキを食べ、メッセージカードを贈る文化があります。 1年間というまとまった期間滞在することによって、お客さん扱いではなく、仲間としての信頼関係を築くことができました。 私は英語に自信がありませんが、学生やポスドクに、積極的に質問したり、アドバイスするよう心がけました。 基本的に誰もが研究を進めたいと思っているので、自分の経験を話すと拙い英語でも聞いてもらえます。 皆がMNに興味を持っており、気軽に相談やディスカッションができ、お互いに助け合う風土が醸成されています。 ボスも、「これはXXが詳しいからXXに聞いた方が良い」といったことを良く言ってくれますし、自分のことを話題にあげてもらえたら一人前です。ボスに自身の働きぶりを知ってもらい、信頼関係を構築するには、それなりに時間がかかります。 そういう意味でも、フェローシップは貴重です。 海外のポスドクからは、自国のフェローシップで好きな留学先を選べるようなものはない又は非常に少ないと聞いており、日本人はチャンスに恵まれています。 研究留学は、得られる知識・経験・人脈の幅が非常に大きいので、是非、チャレンジすることをお勧めします。最後に、海外留学をご支援くださった上原記念生命科学財団のくれた妻にこの場を借りて心より感謝申し上げます。安藤 大介/ジョージア工科大学留学 アメリカ東海岸 Georgia state 70

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