一年のあゆみ_2024年度
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上原正吉氏の略歴と横顔1946年6月〜1965年6月1966年9月〜1973年5月1973年5月〜1981年6月1981年6月〜1983年3月1950年6月〜1980年7月1965年6月〜1966年8月1974年7月〜1980年1月1980年4月〜1980年7月1968年 4月1975年11月1983年 3月参議院議員として30年にわたり国政に参画し、国政全般のほか、特に科学技術の振興、勤労者の福祉向上や戦争犠牲者の援助に尽力する一方、経営者として合理的一貫生産、直販方式ならびに無借金経営により今日の大正製薬の礎を築いた。ちなみに科学技術庁長官時代に建設が始まったのが、種子島宇宙センターである。ロケットの打ち上げには地球の自転遠心力を利用するのが有利であるため、発射場はできるだけ赤道に近い立地が望ましいが、沖縄返還前の当時、諸条件が適合し最も緯度が低い場所が種子島であった。正吉氏は長官としてこのような科学的知見に数多く触れるうちに、わが国にとって科学技術が生命線であるとの確信を持つに至ったようで、家族にも「終戦で小さな国土に押し込められたわが国にとって、科学技術ほど大事なものはない」とよく話していた。自由民主党両院議員会長勲一等瑞宝章受章勲一等旭日大綬章受章正三位に叙せらる大正製薬㈱ 社長同 上大正製薬㈱ 会長同、名誉会長参議院議員国務大臣/科学技術庁長官/原子力委員長裁判官弾劾裁判所裁判長1897年12月26日 埼玉県に生まれる1983年 3月12日 死去(享年85才)略歴横顔95◎事業歴◎政治歴◎叙位・叙勲

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