飛び、第一助手として肝臓の摘出手術に参加するという貴重な体験もしました。この留学は、私の医学及び研究への情熱をさらに深め、新たな視点をもたらしてくれました。この海外助成により、生活苦の心配なく日々研究に専念でき、良好なはじめに2023年5月よりMassachusetts General Hospital/Harvard Medical School (Department of RadiologyのKen Araiラボ)に研究留学している星野友則と申します。私は2020年5月に京都大学にて博士(医学)を取得後、広島大学にて約3年間の助教を経て、現在の所属で細胞・動物モデルを用いた認知症(血管性認知症・アルツハイマー病)の基礎研究を行っています。この一年間での留学にて私が感じたことを、今後留学される皆実験結果が得られたことに重ねて感謝申し上げます。この恩を社会に還元すべく、帰国後は日本の大学病院でfacultyとして最先端の脳腫瘍研究に尽力し、医学の発展に貢献していきたいと思います。さまの助けになればと思い、寄稿させていただきます。留学について元々、学位取得後すぐに留学したいという気持ちはあったのですが、COVID-19の件などもあり、COVID-19が落ち着いてきた学位取得後3年後に留学する形となりました。30代になるとライフイベントで留学しづらくもなってきますので、もし留学するうえで障壁となるものがないのであれば、なるべく早めに行動し留学することをオススメします(日本・アメリカ共にフェローシップやグラントは博士号取得後の年数による制約が増えます)。生活環境今回の留学が人生初めてのアメリカということもあり、英語能力に自信がない中、ちゃんと生活できるのかという不安を抱えて単身で渡米しました。ただ、ボストンは日本人が多いエリアということもあり、周囲の日本人の助けもあって生活のセットアップ(賃貸・銀行口座の開設等)も特に問題なく行えました。治安についても心配していましたが、私の生活する範囲はかなり治安が76星野 友則Massachusetts General HospitalHarvard Medical School(広島大学大学院医系科学研究科)国際空港でも専用セキュリティゲートはフリーパスで、機内の様子空港到着から離陸までは約10分でしたボストンでの研究生活
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