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当財団は昭和58年3月に他界いたしました上原正吉氏の足跡を記念するとともに、大正製薬株式会社の創業70周年記念事業として、
社会貢献の一環で昭和60年2月に設立いたしました。
正吉氏は、50有余年におよぶ会社経営と30年にわたる国会議員としての体験を通して、わが国の科学技術の重要性を痛感し、
その振興に努めました。とりわけ科学技術庁長官として科学技術行政に携わる中で、資源の乏しい日本が世界で繁栄していく為には
衆知を集めた科学技術の振興以外に道はないとの思いを強くしておりました。また、上原小枝氏(初代理事長)は終始これを献心的に支えました。
こうした故人の遺志をも生かし、微力ながら生命科学の発展のお役に立ちたいと念願しております。
基本財産の収益金により、昭和60年度から生命科学に関する研究に従事される方々への研究助成を中心に、 研究功績をあげられた方の褒賞(上原賞)や国際シンポジウムの開催等、 事業活動を進めております。 ご存知のとおり、近年生命科学の発展はめざましいものがありますが、今後の進展についての期待と関心は、ますます高まりつつあります。 このような環境を踏まえて、当財団の事業活動を通して、生命科学の振興にいささかの貢献ができますよう、努力いたしております。
当財団はおかげ様で平成27年2月に設立30周年を迎えることができました。
これからも大正製薬ホールディングス株式の配当金を活用して、公益法人の名にふさわしい事業を着実に進めて参りたいと考えております。
引き続き皆様のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
平成29年3月
理事長 上原 明
理事長 上原 明
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